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「転職が合理的なのは、基本的には、高度専門職、つまりスペシャリストと、著しい実績を持つ人だけだ。」村上龍:「無趣味のすすめ」p165
私や友達がなかなか仕事見つからないのを身近で見ていたのに、「もう何年もこの業界にいるし他にやりたい仕事もあるしその業種に転職すれば今よりは待遇が良くなる」と考えているある後輩がいて、正直「甘すぎるわ、アホか」と思っていたのですが、なかなか上手く伝えられずにいました。このまんま言ってやろうと思っています(笑)。実際、転職活動は上手くいっていないようです。
何かのスペシャリストではない社会人がこの言葉を読んで危機感を感じない場合、そして今の社会を取り巻く状況を読めない場合、大人としてはかなりマズいと思いますが、どうでしょう?世の中の空気を読めていないという意味で。でも、結構いる気がします。
今日『無趣味のすすめ』を読み終えて思い出しているのは、私は龍さんに憧れて龍さんのようになりたくてエッセイを読み、龍さんを真似て生きようなんてっている訳ではないということ(昨夜twitterでそういう方法についてのやりとりがあったのです)。
なんで今まで、龍さんの小説だけでなくエッセイも読んできたかと言うと、単純に龍さんの考え方や言葉が、自分にとってしっくりくるからです。うーん?と思うんだったら、どこかの段階でエッセイに関しては読まなくなっていたかな、私の場合。
しっくりくるし、時にヒントになること、モヤモヤしてたものが晴れたりする、だから読んでる。HOW TO本ではないから、自分にあてはまらないことももちろんあるし、私は音楽でも文学でも崇拝はしないタイプですから、それにしがみつくつもりもありません。
なーんて言っていますが、人格形成に思春期に村上龍を読んでしまったというのは、かなり影響しているかもですね。まあそれが好きだったんだから、自分の素質もあったんでしょうけど。
大人になってそういう事にいろいろ気付きます。年を取るのは、楽しいですね。






