LastUpdate: 2009/10/27

SummerSonic05東京&大阪(NIN限定)

今更感がありますが、私の記憶は薄れるどころかどんどんいろんなことを思い出してきてます。お待たせしました(まってねえよ)

思い立ったらすぐ行動。ファン歴15年、初来日まで10年、2度目の来日まで5年待った三十路女の執念というよりはもはや怨念。

Nine Inch Nailsを聞き始めたのは、一番多感で、勉強もしていたころだったから、まだ割りと落ちぶれてたわけでもなく、それどころか英語もクラスではトップクラスの成績だったので(そんな時代もありました…)、歌詞も比較的苦労せず理解出来て、インダストリアルロックと言われるようになる音にも、トレントの世界観にも、どっぷり浸かってしまった。詳しく言いたくないので人には言ったことがないし、今後も語ることは一切ないけど、当時の私は今で言う軽い「メンヘラ」状態。ホントは人を必要としてるのに、人を信用出来なかったから(これは正当な理由がありますが)上っ面の付き合いしかしてこなかった時期、私の思い出話に高校時代、専門学校時代というのは、全く出てこない。人と接するのを極力避けていたので、出てこないではなくて、ないんだけど。
死にたいとかそういうのではなくて、むしろ生に執着心があった方だと思う(今もたぶんそう)。そういうころにNINに出会ってしまったから、これはもうハマらないはずはない。気がつけば、15年経ってましたアハー。

というわけで、今井先生がいいと言ってたのは、というのはよくよく考えるともう少し後(タイミング的には恐らくbrokenリリース後くらい)で、ガンズファンの友達が、AXLが最近ずっとTシャツ着てる「NIN」ってバンド、聞いてみたけどお前好きそう、というので教えてもらったPHMがルーツだと薄っすら思い出した。

前振り長くなった。本編えげつなく長いです。もう、メモリーですから、あまり気にしないでください。

では、レッツゴー!!(←TR風におねがいします)


東京:

Pinion
Wish
Sin
March of the Pigs
The Line Begins to Blur
Something I Can Never Have
The Hand That Feeds
Terrible Lie
Burn
Closer
(The Only Time)
With Teeth
The Frail
The Wretched
Getting Smaller
Gave Up
Suck
Hurt
You Know What You Are?
Starfuckers Inc.
Head Like a Hole

最近の傾向からLove is not Enoughで幕開けかなあなんて思ってたら、Pinion!正直ほっとする。次は確実にWishだからだ。(TFツアーのオープニングの可能性もあったけど)予想してたオープニングだったら、間違いなくしょっぱなから号泣になって、「涙でトレントが見えないよママン…」になることは必至だったからだ。某2ちゃんねるの「シチリアの漁師」以来、漁師という例えがツボにはまってしまっていて「鰹抱えてるの似合いそう」などとみんなで言いたい放題だったのだが、出てきた時はさすがに漁師なんてすっ飛んでた。この瞬間だけ、私から「黄色い声」というのが出たと思う。

トレントの第一声「let’s go!!」で拍子抜け。ロックやん(笑)、みたいな。その後も一回は言った記憶がある。Sinのイントロが流れて、テンションぐんぐん上昇、ところが。あちこちで既に言われていることですが、sinのアレンジに物凄い違和感を覚える。そう、チャーリー不在のため、テルミンがない。アーロンがギターでアレンジしてたけど、慣れ親しんだ音が無いわけだ。そのうち慣れるんだろうし、アーロンのギターはかなりスタイル的に格好よいのですが、これは以前のアレンジがよかったかなと。
畳み掛けるようにMOTP。このとき、PVを思い出して目の前の本物のTRさんと見比べてちょっとだけ切なくなる(こら)。そして…絶叫している姿が髪を丸刈りにした事で、益々フィーゴにしか見えなくなる、あああ…それはさておき、MOTPの破壊力ってすっげ好きなんですよ。

The Line Begins to Blur?Something I Can Never Have。Somethingは最高の流れ、NINの真骨頂じゃないかな。Someting?が聞けるなんて頭に入ってなくて。そして、Burn。これはあちこちでNINヲタがボヤいてますけど、わたしもその一人。めちゃくちゃ嬉しくて「ぃヤッフォーーーーイ!」と飛び上がると周りの反応は大変鈍く、拍子抜け。さっきまで大合唱してた人たちもどうノったらいいのかわからない感じで…ヲタなら、ファン自称するならサントラくらい買っとけ!これは大阪でも同じくションボリな思いをするハメに。NIN好きなんてある意味ヲタしかいないだろ、NINヲタは出されたアイテムはすべて買って当たり前!とおもってたのでびっくりする(各国版買い漁る私が異常なのか?2ちゃんの見すぎ?)。
そしてcloser。またTRが空中でクルクル回っている昔の麗しい姿が頭をよぎる<PV
度肝を抜かれたのはCloserの途中でThe Only Timeが入り込んできたこと。一瞬「あれ、今やってたんだオンリータイム?」となりました。私はこのアレンジ、嫌いじゃないです。

そしてwith teeth。ほんとに「ウィッッッズティッッサァ!」だった。トレントはタンバリン、エビ反りで。良かった、見とれてしまった。なんか、WTでツアーに来てくれたような錯覚に。The frail?The WretchedというTFの美しい流れでまたうっとりして、言葉遊びが軽快な感じのするGetting smallerへ。まるでパラパラの如く踊ってしまった(どこでか言わなくともわかるね?)Gave up→Suckと続く。見ていてこの2曲はトレント自身すごい気に入ってるんだろうな、なんて思う。トレントが自分でキーボードを弾きながら歌うhurt。これを生で聞いて泣かなかったことは一度もない、それも、毎回号泣。スクリーンのhurtを見慣れて(聞きなれて)いるけど、汗が滴り落ちてピアノに向かうトレントのシルエットが、ほんとになんとも言えなかったなあ。言葉でちょっと形容できないんですよ。

You Know What You Are?で再度場内をヒートアップさせる。hurtの余韻で泣きながら暴れてたし。それにしてもこの持って行き方はさすがだと思う。文句のつけようの無い展開。
そしていよいよスタファカ(笑)。私はこの曲が大好きとか、そういう思い入れはないんだけど、客が喜ぶねやっぱり。
そのスタファカの「どんちゅー大合唱」のトレントの笑顔。これはもう、笑顔の意味なんて、見た人それぞれが感じるままでいいんじゃないかと。ちなみに自分は「ったくおいおい」という苦笑い+興奮しすぎて「どんちゅー」を引っ張りすぎてる日本の客が、ちょっと微笑ましくなってしまった笑顔、だと思ってるけど。
その笑顔のあと、トレントは「allright!!」(OK!!かもしんまい)と言って、曲に戻る。
そしてHLAH。このイントロが流れた瞬間、ああこれでラストかあ…とこみ上げるものが。やっぱりファンになって最初に手にしたアルバムの1曲目だし。何百回どころか何千回の勢いで聞いてる曲だ。bow down befor the one you serveの、両手を挙げるのは本当にビデオで見ても最高だから、生で参加できるだけでほんとうに幸せな気持ちになる、ライティングもいいしね。

そんな幸せを引きずったまま、1日目の東京はMCも一切無く、あっという間に、本当に「疾走」という感覚で終了。最後の花火も賛否両論だけど、大トリにふさわしい派手な終わり方で私は良かったと思う。胸がいっぱいになってたし、この時正直一人で良かった(笑)。これでhurtで終わってたら、救いようが無いくらいグダグダだっただろう。

大阪:

Pinion
Wish
March of the Pigs
The Line Begins to Blur
Something I Can Never Have
The Hand That Feeds
Terrible Lie
Closer
(The Only Time)
With Teeth
The Frail
The Wretched
Burn
Even Deeper
Suck
Gave Up
Hurt
Starfuckers Inc.
Head Like a Hole

ある程度予想はしていたが、土地柄もあるのかスリップノットファンだらけで、スリップノットが始まる前に前方ブロックくらいは確保しておこうと思ったのに既に規制がかかっている。
もう恒例行事ではあるけど、コリィの日本語MCはわかっていても楽しいし、これが大阪となると「オオキニ」となるので退屈はしない。ただ、はじめてみたときに圧倒された感想は正直もうない。うまい下手で言うと、これもわからない。まともにプレイしてないからな…

スリップノットが終わる頃、ポツポツと心配していた雨が降ってくる。スリップノットファンが引いて、突撃、3列目ジョーディー前確保。そして身動き取りにくくなったとたんに、スコールかっていうような強い雨に変わる。なんだかもう、それだけでテンションが上がって雰囲気に飲まれそうになってしまう。このままずっと降り続けたらなあ…という願いもむなしく、開演間際にピタリとやんでしまう。客の熱気と、雨上がりの蒸し暑さでどんどん会場はヒートアップしていった気がする。
ただ、私は前日よりは余裕があった、あんまり予想外なところはないだろうと思ったので。でも、やっぱり照明落ちたら興奮ですよ。
流れ的には省略しますが(あまり東京と違わないし、私の反応もさして変わらないから)Even Deeperは素直にうれしかった。ナーナーナナナナーつって。TFってやっぱり、すごい傑作だとおもう。

hurt。途中からオーディエンスが手を上げ、手拍子を始める。最後まで続いた。ものすごい違和感があった、たぶん、バンドもそうだったと思う。これは、そういう曲じゃないけど、スクリーンに映し出されたトレントの顔が、まんざらでもなさそうなとっても優しそうな薄笑いを浮かべてた、こういうのもアリなのかもしれないな。

いよいよ前夜、やらかしちゃったスタファカですよ。大阪の客も、結局東京と同じで必要以上に気合の入った「どんちゅー」コール。こういうところは東京より大阪の客のほうが調子に乗るから、人数は前日より少ないのにある意味前日より”無駄にすごい”「どんちゅー」で、でもやはり落としどころがわからなくてどんちゅー言い続ける日本人、私の見た感じでは、トレントは連日連夜のおかしなドンチューにもう「吹いた」という感覚に近かったんじゃないか、一旦客も演奏もストップしてまさかのMC。
ちょっと時間をくれ(今しかないから、的なニュアンス、だと思う)、CD買ってくれて本当に感謝している、ありがとう
という感じのことを(大まかにしかわからなくて申し訳ない)言って、そして東京と同じように、ドンチュードンチュー戻っていきました。ライブ的には東京の方が完璧だったかな。ライブそのもののテンションは大阪のほうが高かったかなと思う。

そして、どのタイミングか失念したんだけど、トレントがボソっとつぶやく。

「オオキニ」

耳を疑ったし周囲も、コリィの「オオキニ」で場内大笑いとは、反応も違う。キャラが違う。笑うより先に、妙な間、そして場内がざわつく。聞こえてしまった誰もが「そんなバカな…!」という感じだったろう。結構聞き逃した人も多いようだ。妙な幸福感に襲われる、そんなネタにやるはずが無いという人からの、思いもかけない関西弁は、今回の来日の一番の衝撃だった(笑)。

そしてHLAH。今度こそこれで終わってしまうんだ、と思うと、昨日はこみ上げるだけでなんとか耐えたHLAHも、この日はもう抑えらんねくて、勝手に涙が出てくる。また5年後だと、本当に辛い年齢になってくるから(いてて)、今度はもっと早く戻ってきてくれよ!と思いながら、おれさまついに昇天。

確実にはぐれるからと、あいちゃんとは駅で待ち合わせをしていて、泣きながら一人で歩いていると(笑)、スリップノットファンの男の子二人組に写真を撮ってくれとカメラを渡される。駅まで少し話しながら歩いていると「俺らスリップノットがルーツ!」と言い切る二人も、NINには完全に圧倒されたんだとか。びっくりした、すごい格好よかった!さすが大トリってだけある!格が全然違ったわ!と大絶賛。おばちゃん「そうだろうそうだろう」と嬉しくなりました。ネット見ててもそういう人結構多い気がした。メインで見に来たんじゃないのに、ベストアクトがNINだって人。
今回単独が無かったのは不満だったけど、こういうフェスを足がかりにファンを増やせたら、単独も躊躇無く来られるようになるのにな、ライブのツアーのたびに来日できるようになることを願ってやみません。

総括

前述したSINの印象、これが気になってしょうがない。The frail?The WretchedのTFからの選曲はあったけど、個人的には「la mar?The great below」がちょう聞きたかったんだけどなぁぁぁあ!フェスだから仕方ないんですけど、TFが置き去り感があって悲しいわけですよ。とはいえ冷静に考えると満遍なくやってるんだけどな。

TFツアーまでの、感情をむき出しにした鬼気迫るライブ、ではなかった。それは少し寂しい気もしなくはないけど、トレントももう40歳。40にもなってロビン(今ならターゲットはジェロームだな)をいじめるとか、イエローモンキー云々言ってたら、ただのイタいオッサンだ、今のコートニー見てみな、ビッチもいいが年齢制限も必要だ(ふと別の誰かさんを思い出しました、わかるかな?わかるか/汗)。丸くなるのは人として当然の流れだろうし、いい流れだと私は思う。

「言うことが無くなったらNINをやめる」と前にトレントが言い放った言葉にビビってるNINヲタも多いと思うんだけど(私もその一人だった)、私はNINの定義なんてどうでもいいと思う、NIN=トレントの生き様だと思っているので、トレントの考えが変わろうが、それはイコールNINだと思うから、NINトレント最期の日まで続くと思っている。

だって結局PHM→bloken→TDS→TF→WTと、結局全部ツボにはまっちゃってるからな。理由は「長いタームでリリースしてるから」。
これをたたみかけるように仮に年1枚単位で発表されてたなら、自分の精神的成長の歩幅と、きっと合わなくなって(自分がおいてけぼり)、途中で離れてただろうからな。

まあフロントマンが清原の風貌だと、ちょっとありえないか…<ファンとして決して言ってはいけない一言をついに発してしまいました

以上!
普通のサマソニにっきは追ってまた。




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